掃印 公式オンラインショップ
白木屋伝兵衛に伝わる「江戸箒」のフォルムをそのまま採用した、草の量をたっぷりとつけた箒です。
通常の江戸箒は、「軽さ」と「コシ」を追求した作りになっていますが、この「掛けほうき」は「ボリューム」と「コンパクトさ」のバランスを重要視し、編み上げました。丁寧に選別した草を多く採用し、いっぱいに詰まった原料草の密度の濃さ。そしてバネの効いたコシのある掃きゴコチを実感して頂ける一本です。
穂幅もある程度広く、草の量もたっぷりつけています。10畳以上の広いリビングから、2・3部屋程度の広さの場所でも、十分ご利用頂けます。畳は勿論、フローリング・コルク床・絨毯・カーペットを、傷をつけることなく、幅広くお使い頂けます。
前述したように、草が「たっぷり」ついています。ですから「重く」感じられる方もいらっしゃると思われます。この「掛けほうき」は力を込めて掃くのではなく、穂先をやさしく畳(床)にあて、撫でるように掃いてください。舞い上がりも少なく、綺麗にゴミ・ホコリを取ることができます。
選別・編み上げ・仕上げを、職人「鈴木徹」が担当しております。
未使用時には(収納時)は必ず「掛けて」、吊り下げてください。立てかけて置いてしまうと、穂先に負荷がかかり、穂先に「クセ」がついてしまいます。
この「ステッキ」の柄は、棚・ドアノブ・椅子の背もたれ等々、室内のさまざまなシチュエーションにおいて、引っ掛けて・吊り下げられやすくなっています。結果、ホコリやゴミが気になるときに箒が取り出し易くなりますし、かつインテリアの点からも、「掛けほうき(掛け無精ほうき・掛け重宝ほうき)」が、室内における「風景となるような道具」になって頂ければ、と考えております。
使用年数・耐用年数に関しましては、「使い方・使用頻度」にもよりますが、3〜5年程使うと、穂先に「掃きグセ」がつき、草の繊維がナナメになったり偏ったりする場合があります。「掃きグセ」を修正する場合は、霧吹き等で草に十分な水分を含ませ、草が潤っている状態にしてください。草の繊維が柔らかくなりましたら、「手串」の力を加え、まっすぐに草を整えてあげて下さい(寝癖を直す要領です)。完全に復元する訳ではありませんが、かなり「クセ」は修正されます。
また長い使用によって穂先がちびて(減って)、掃きゴコチに物足りなさを感じるようになりましたら、前髪を切り揃えるように、穂先をハサミで切り揃えてください(普通のハサミで結構です)。そうしますと、穂先が綺麗に揃い、「コシ」・「掃きゴコチ」が戻ってきます。
穂先を整え、切り揃え、だんだんと穂の長さが短くなってきますと、「コシ」がぐっと出てきます。お買い上げ時から、「半分、もしくは三分の一」程度まで「使い切る」ことのできるものです。最後は庭掃きや玄関掃きとしてお使いください。量販店等で販売しております「外掃き用」の箒よりも、ずっとよく使えます。
最終的には3年から5年、大事に使って限界まで使いきること考えれば、10年(もしくはそれ以上)は「ほうき」としての機能性は保持できるものと考えております。
ステッキ柄の原材料である「籐」は大変頑丈な素材です。十分に使い切った箒に関しましては、ステッキ柄はそのままに、穂先の新たな「編み直し(新品穂先交換)」も承っております。
ステッキ柄は軽く・頑丈な「籐」を採用しております。手に取った際の最適なグリップ感や柄の曲がりの角度等、「疲れにくく」「見た目」に もスッキリと感じて頂けるようデザインしました。
原材料のホウキモロコシに関しましては、インドネシア産のものを使用。可能であれば国内産の草を使用したいところですが、現在国内のホウキモロコシの生産量はとても少なく、生産者の高齢化など栽培環境も大変厳しくなっています。また人件費等も含めた生産コストも非常に高くつきます。
インドネシアは日本との交流が昔から盛んで、長年に渡り日本用のホウキモロコシを栽培する文化、そして箒を編み上げる技術がしっかりと根付いています。
「箒」は日々使い・消耗していく「生活道具」です。生活に取り入れやすく・手に取って使って頂ける価格を提示するためにも、良質な「インドネシア産」の原料草を採用し、さらに職人による丁寧な選別を加えることにより、価格と品質の適正なバランスを考慮し製作に励んでいます。
箒職人 鈴木 徹
「掛けほうき」「掛け不精ほうき」「掛け重宝ほうき」の製造を担当している職人・「鈴木徹」。
10年以上にわたり東京・京橋にある「白木屋傳兵衛」にて修業し、独立。 現在は郷里の愛知・津島にて箒の製造に励んでいます。
「丁寧で謙虚な仕事を心掛けています」
サイズ:全長約80cm×穂幅約30cm×柄の長さ約30cm 原材料:柄(籐・日本製)、ホウキモロコシ(タイ及びインドネシア産、愛知・津島製)、麻糸(日本製)
厚紙と竹ひごで型を作り、表面に柿渋を塗って仕上げた和風(紙)のちりとりです。 柿渋は防虫・除虫効果があり、また静電気が起きないため、ゴミが表面に纏わりつきません。プラスチック製のちりとりに比べ、サラサラっと非常にゴミ離れのよいちりとりです。
最後にゴミ・ホコリを「はりみ」に掃き入れる際は、親指でゆっくりと上から押さ付けて下さい。そうしますと、婉曲した間口が床にピタっとくっつき、ストレスなく、ゴミ・ホコリを掃き入れることができます。
柿渋の質により、「塗りムラ・塗りシミ」がはりみの表面に浮き上がる場合がございます。 手作業によるもので、決して不良品という分けではございません。ご使用頂く分には全く問題はございませんので、少々見栄えは悪くとも、「完全手作業品」ゆえのものとして、ご了解頂ければ幸いです。
また一年程使い込むと、表面がケバだってきます。ただ古雑誌や新聞の切り抜きを貼り合わせることで、修繕し補修を重ね、長く使うことができます。また「見た目」が相当ボロになっても、「集めたゴミ」を「ゴミ箱」にストレスなく捨てられる、その「機能性」は保つことができる「ちりとり」でもあります。
「大」は間口が30cmほど。「掛けほうき」もしくは「掛けトサカほうき」程の穂幅のほうきでしたら、「大」が効率よく、ゴミを掃きいれることができるでしょう。
柿渋の塗り・仕上げは神奈川・三崎の工房にて手掛けております。
サイズ:全長約20cm×間口約20cm×高さ約6cm
原材料:紙(中国産・日本製)、竹(中国産・日本製)、柿渋(日本・三重産)
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